2006/06/09 例会    

       「名もなきアフリカの地で」 2001年 ドイツ   141分
 

    監督: カロリーヌ・リンク
    製作: ベルント・アイヒンガー  ペーター・ヘルマン  ミヒャエル・ウェバー
    原作: シュテファニー・ツヴァイク
    脚本: カロリーヌ・リンク
    撮影: ゲルノット・ロール
    編集: パトリシア・ロンメル
    音楽: ニキ・ライザー

    出演: ユリアーネ・ケーラー
        メラーブ・ニニッゼ
        レア・クルカ
        カロリーネ・エケルツ
        マティアス・ハービッヒ
        アイデーデ・オンユーロ
        メヒティルド・グロスマン

  「ビヨンド・サイレンス」「点子ちゃんとアントン」のカロリーヌ・リンク監督が、シュテファニー・ツヴァイクの自伝的小説を映画化した家族の愛の物語。
  ナチスの迫害を逃れアフリカに移住したユダヤ人一家が、全く異なる文化の中で一度は崩れかけた家族の絆を再び取り戻していくまでを真摯に見つめた感動作。
  2002年度のアカデミー最優秀外国語映画賞を受賞。
  1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。
  ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。
  一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。
  そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、アフリカの大地でたくましく成長していく…。

  雄大なアフリカの風景が、鮮やかに焼き付き残り、そこで成長する少女レギーナが、心に残りました。
  それと、オアウが、なんとも言えず、温かいです。満足の136分でした。 (Eさんのメールより)

  私の中では高得点印の映画です。日々成長してゆく少女「レギ−ナ」。 強くもややしたたかに生きる母。プライドを持った料理人「オウア」。
  何処の国でも゛戦争"という名のもとに翻弄される人々がいるのだと考えてしまいました。 (E・Eさんのメールより)

     

  
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